logospathos's tech log
「エンジョイ、寄り道、回り道!」をモットーに、素人がトライした、ゆる〜い作業記録です。
2019年12月2日月曜日
[GIMP] 背景が白の黒色のイメージを背景が透明の白色のイメージに変換する
背景が白色の上に黒で書かれた画像を、背景を透明にして、白いイメージに変換する方法です。 SNSやブログ記事のヘッダー画像に手書き文字をつけたいとき、スキャンした手書き画像を加工するのに使えます。 --- 妻から質問されて答えた内容です。忘れっぽい妻のために残しておきます。
--- ## 前提 - 環境 - GIMP:2.8.22 --- ## 手順 1. GIMPを起動します。 2. スキャンした画像を開きます。 ここでは、以下の画像を例に説明していくことにします。
3. スキャンした画像がカラーの場合、グレースケールに変換します。 ここでは、画像の彩度を落とすことで、グレースケールに変換します。 1. メニュー「色」-「色相-彩度」を選びます。 2. 「色相・輝度・彩度の調整」ダイアログが立ち上がったら、 1. 「調整する基準色を選択」は「マスター」を選択 2. 「選択した色を調整」で、「彩度」を「-100」にします。 3. 「OK」を押します。
パッと見たところ、元画像とそれほど変わりませんが、あとで黒色を白色に変換しようとするとき、違いが出てきます。 4. 白色部分を透明に変換します。 1. メニュー「レイヤー」-「透明部分」-「色を透明度に」を選びます。 2. 「この色を透明度に」に背景の白色を選択します。 3. 「OK」を押します。 これで背景に透明が設定されます。
5. 黒色部分を白色に変換します。 1. メニュー「色」-「明度の反転」を選びます。 これで黒の濃淡に合わせて、白色になります。
元画像がカラーの場合、手順3でグレースケールに変換する手順を省くと、以下のようなまだらになってしまいます。(これはこれで面白いですが。)
この場合、「明度の反転」の反転ではなく、「色調の反転」を適用すると、白色に近くなりますが、うっすら色ムラができてしまいます。
6. 白色が薄い場合は、必要に応じて強調します。 1. メニュー「フィルター」-「強調」-「アンシャープマスク」を選びます。 2. ダイアログで「半径」、「量」、「しきい値」を調整します。 ここでは、「半径」を5.0、「量」を1.0、「しきい値」を5に設定してみました。プレビューを見ながら適宜調整してください。
7. 画像をエクスポートします。 1. メニュー「ファイル」-「名前を付けてエクスポート」を選びます。 背景を透明にしたので、透明度を保持できる画像ファイル形式(PNG、GIF、TIFF等)で保存します。 --- ここで加工した手書き文字画像を、記事の最初に載せたモミジの画像の上に重ねてみると、こんな感じになりました。
--- ## 今後の課題 * [ ] スキャンした用紙が汚れていたり、皺が合ったりした場合、元画像からノイズを除去する必要がある。 --- ## 更新履歴 2019-12-02 新規作成
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